Report活動レポート
生きた英語と
文化の違いを学んだアメリカ留学
石原未咲 育英短期大学
(現代コミュニケーション学部1年)
- 留学期間:
- 2012年2月〜3月
- 留学先:
- アメリカ合衆国
カリフォルニア大学アーバイン校
プレゼンテーションを通して表現力を身につける
私はこれまで英語を勉強してきたものの、実際に外国人と話す機会はまったくありませんでした。そんな私にとって、異国へ行って英語でコミュニケーションをとるというのは、とても貴重な経験となりました。そして、1か月間の留学を通して、英語以外にもたくさんのことを学びました。
私が通っていたのは、University Of California Irvine というアメリカでも有名な大学です。語学コースは習熟度別にクラス分けされていたので、少人数で勉強しやすい環境でした。Vocabularyの授業では教科書のストーリーを通して英語の基礎を学び、Reading & Writingでは読み書きの練習をし、Speaking & Listeningではプレゼンテーションの術を学びました。最初は先生の言っていることが理解できず、今何をすべきかさえわからない状況でしたが、次第に授業にもついていけるようになり、どんどん楽しくなっていきました。
一番勉強になったのは、プレゼンテーションの授業です。自分の言いたいことを英語で伝えるだけでも必死なのに、それをみんなの前で発表するというのは本当に難しかったです。テーマは“有名な芸能人”や“好きな食べ物”など簡単なものなのですが、まとまった文章にするのは難しく、何度も練習をしました。「完璧な文章でなくていいから、原稿を見ないで発表することが大切なのよ」という先生の言葉が印象に残っています。日本語で話すときでも人の前に立つのは緊張するものなので、このプレゼンテーションは本当にためになりました。
生きた英語にふれ、文化の違いを体感する
学内にはさまざまな人種の人がいて、同じクラスにも中国、ロシア、ベネズエラ、ブラジル、サウジアラビアの人がいました。みんな英語で話していましたが、単語の使い方やイントネーションなどにそれぞれ違いがあって面白かったです。もちろん、言葉の壁に苦労したことも多々ありました。日本で学んだ文法や単語のニュアンスが、実際に使われるものと異なっていて困惑したこともありました。そのような経験から、どんなに日本で英語を勉強しても、英語が使われている土地に行って生活をしてみなければ理解できないこともあるのだと感じました。
また、アメリカでは自己主張をするのが当然で、自分が何かしたいと思ったら自分から行動しなければどうにもならないということも実感しました。最初は話しかけるだけでも戸惑いましたが、次第に自分の思ったことなど、感じたことや要望を伝えられるようになりました。
世界への扉を開いてくれたアメリカ留学
最後のGraduation Ceremonyでは、クラスごとに歌を歌いました。私たち留学生のために先生が選んでくれた歌なのですが、「出身がどこだとか、誰であるとか、ここで何をしたかというのは関係ない。人種は違っても、皆一緒なのだ」という歌詞を聴いたときにはとても感動し、強く印象に残っています。
今回のアメリカ留学は、自分にとってプラスになることばかりだったので、他の国にも行ってみたくなりました。言葉が通じない知らない土地に行くことに不安もありましたが、現地の人々と触れ合う楽しさを感じることができ、行って本当に良かったと思っています。卒業までにまた海外に行こうと考えています。そして、社会人になってからも、海外研修や海外赴任のチャンスがあれば、積極的に参加したいと思います。そのためにも、まずは英語力の向上を目指して、この1か月間の留学経験を無駄にしないよう、努力をしていきたいと思います。